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2009年3月29日 - 2009年4月4日

2009年4月 4日 (土)

HPVワクチン公費負担か?

いいニュースがありました。

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【転載はじめ】

舛添厚労相 HPVワクチン公費負担に前向き姿勢 与党ワクチン議連が提言書
2009年4月3日 提供:Japan Medicine(じほう)

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 自民・公明党のワクチン予防議連(会長=坂口力元厚生労働相)は3月31日に舛添要一厚労相と面談し、子宮頸がん対策と、予防接種制度の抜本改革を柱とする提言書を手渡した。議連の出席者は、坂口会長、鴨下一郎会長代理、清水鴻一郎事務局長。厚労省側は、舛添厚労相のほかに、上田博三健康局長も同席した。

 提言書を受け取った舛添厚労相は、子宮頸がんを予防するHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンについて、「承認後、自己負担を軽減できるようにしたい」と発言。「すぐに医療保険を適用するわけにはいかないと思うが、少子化対策の一環として予算措置することは可能かと思う」と述べ、公費負担に前向きな姿勢を示した。
  鴨下氏は、「予防接種法が現状に対応できていない」と指摘し、ワクチンの研究開発や、予防接種のしやすさ、行政訴訟問題など、「ワクチン全体的に課題がある。もう一度、下地から考え直さなくてはいけない」と指摘。これに対して舛添厚労相は、「産業振興と安全使用の両面をどうするか考えたい。産業振興の観点では、優れたワクチンを開発し、海外に輸出してもらいたい」と期待感をにじませた。
  提言書では、2009年度中に、<1>がん対策推進計画に「子宮頸がんの検診と予防ワクチン接種の推進」を盛り込み、各自治体が策定する計画に反映させる<2>HPV検査と細胞診の併用を推奨する<3>HPVワクチンと検診について十分に啓発し、費用負担軽減措置を導入する-の3項目を措置するよう求めている。ワクチン行政改革の必要性にも触れており、厚労省のワクチン行政一元化や、「ワクチン接種推進基本法」の制定、もしくは「予防接種法」の抜本改革といった法的措置の必要性も盛り込んだ。

Copyright (C) 2009 株式会社じほう

【転載おわり】

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ゆうあいクリニックは、多くの病院からがんの疑いのある患者さん、がんと診断された患者さん、がんの治療後の患者さんをご紹介いただいてPET検査をし、ご紹介元の病院にレポートをお返しするという、ちょっと特殊な役割を持った医療機関ですので、あらゆる種類のがんの患者さんに毎日出会います。

(健康診断目的でのPET検査も大事な仕事として毎日おこなっています。こちらは健康保険は使えませんが。)

胃がんの原因となるピロリ菌、子宮頚がんの原因となるハイリスクHPVなど、診断も対策も簡単にできるものについては、ぜひ多くの方に知っていただき、がんを防いだり、早期発見したりしていただきたいなと願っています。

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HPV(ヒトパピローマウイルス)、特にハイリスクHPVといわれるウイルスに感染することが子宮頚がんの原因であること、子宮細胞診と一緒にこのハイリスクHPVを調べることによって子宮頸がんの早期発見やリスク診断ができることは、このブログでも何回か書いてきました。

「PET検診の質的向上のために~HPV検査の導入について」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/38571718.html

「子宮頸がんはウイルスでおこるんです」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/19657458.html

「この検査は何のため?「子宮がん・卵巣がん検診」」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/34177255.html

「テキサス州、HPVの予防接種を女子児童に義務化」↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rijichonikki/29189787.html

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HPVワクチンの早期の承認と公費負担制度の導入によって、多くの女性が子宮頚がんの悲劇から救われる日が来ることを願います。

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ゆうあいクリニック理事長日記
  written by Atsushi Katayama(片山 敦)
※同時配信中※
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2009年3月30日 (月)

銚子市長の失職に思う

時事ドットコムより転載
http://www.jiji.com/

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【転載はじめ】

千葉・銚子市長が失職へ=病院休止に住民反対

 千葉県銚子市立総合病院の休止を決めた岡野俊昭市長に対する解職請求(リコール)の賛否を問う住民投票が29日行われ、解職賛成が有効投票の過半数に達する見通しとなり、リコール成立が確実になった。同市長は失職する。地域医療を支える公立病院の診療休止に不安を募らせた住民が、反対の意思表示をした。50日以内に出直し市長選が行われる。
 出直し選への対応について、岡野市長は「支援者の支援があれば立候補したい」と述べた。
 岡野市長は2006年7月、市立総合病院の存続を掲げて初当選。就任以来、同病院の経営支援に40億円を投じたが、医師不足も加わって経営改善の見通しが立たず、昨年9月末、市財政逼迫(ひっぱく)を理由に病院運営を休止した。(2009/03/29-23:21)

【転載おわり】

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自治体病院の7割が赤字だといいます。

巨額の財源を投入しても病院経営の建て直しはかなわず、やむを得ず病院を休止したらリコール・・・ですか。

市長さんの苦しい立場も、病院がなくなることによる住民の皆さんの不安もよく理解できるだけに、なんとも苦しい問題ですね。

今後も多くの自治体で同じような問題が起こってくるのでしょう。

===

私も勤務医の頃は当直週3回、一日平均睡眠時間3時間なんていうことはざらでしたが、若さと(笑)やりがいがあったから続けられたように思います。

全力を尽くして診療にあたっても、万一結果が悪ければ逮捕、訴訟なんていうことが当たり前になってきた昨今です。
それでは「萎縮診療」があたりまえになり、医師は体力的に余裕が持て、リスクの少ない仕事を選ぶようになります。

結果として(ボランティア的勤務で支えられていた)医師の総労働時間が減少し、全国的に医師不足に陥ります。

また、じりじりと減らされる診療報酬も経営環境を悪化させます。

===

住民/行政/医療機関のすべてにハッピーな政策は残念ながら見つからないのではないでしょうか?

・医療への予算配分を増やし、医師も増やす。その分増税か他の予算の削減でまかなう。(キューバなど)
・医療へのアクセス制限を設け、低予算で医療を運用できるようにする。(イギリス、北欧など)
・私的保険や自費診療をを拡充し、そのランクによって受けられる医療の量と質に差をつける。(アメリカなど)

というようないずれかの方向、あるいはこれらをミックスした日本の医療のあり方を行政が提示し、国民がそれを選択しなければいけない日がいずれ来るのではないでしょうか。

大変難しい問題ではありますが、そろそろ目を背けていられない時期に来ていると思います。

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ゆうあいクリニック(臨床PET検査・がん検診)
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2009年3月29日 (日)

多数派になるということ

このあいだ、仕事でJTの本社ビルに行きました。

入った瞬間、なんだか違和感があるなと思ったら、1Fのロビーのあちこちに喫煙所があって、モクモクと煙が立ち込めているのでした。

最近のオフィスビルとしては大変珍しい光景です。さすがJT本社♪

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喫煙に関しては、ここ10年ほどで環境が激変しました。

私たちが小学生の頃は、先生が教室でタバコを吸っていたものです。
しかし、1999年に飛行機内が完全禁煙になったのをはじめ、公共の場所での喫煙がどんどん制限されるようになって来ました。

かく言う私も、20歳から30歳までの10年間、1日1箱くらいのタバコを吸っていた時期があります。

内科医になって、肺気腫の患者さんをたくさん見て怖くなり、腰の椎間板ヘルニアの手術をするのをきっかけに禁煙を決意、手術前に「生涯最後のタバコ」を吸って禁煙しました。

当時はニコチンガムもニコチンパッチもチャンピックスもなかったですが、手術後10日ほどベットに縛り付けられている間に離脱症状はやり過ごしてしまい、禁煙に成功しました。

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それでもまだ日本は、

1位 ギリシャ
2位 ハンガリー
3位 クウェート
4位 日本
5位 スペイン

というくらいに喫煙率が高いのだそうですが、それでも「タバコを吸わない人、副流煙を嫌う人」がある一定割合を超えたことから、愛煙家の皆様にはお気の毒ですが、急激に「タバコを吸える環境」の制限が始まってきたものと推測されます。

JTがどう言おうと、タバコが健康に良いはずはないのですが、これ以外にも健康に関して「多数派」が生まれた瞬間、大きな流れが始まるのかもしれません。

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がんの診断を仕事にする者としては、安価で安全ながん検診、例えば、

・大腸がん発見のための便潜血検査
・子宮頸がん発見のための子宮細胞診
・乳がん発見のためのマンモグラフィー/超音波検査

などを受診する方がいつか「多数派」になっていただければ、今起こっている不幸はずいぶん減るのではないかと期待しています。

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